2010.03.12 Friday
私は, 高校に 友だち, 居ません。
「友だちがいないと,学校来るの楽しくないでしょ?」 …
楽しくないです。
ぜんぜん。ちっとも。
だけど数ヶ月前までは居たんです,
お昼休みに,いっしょにお弁当を食べる ”友だち”。
…そう,最低限,授業の合間のお休みの時間に,
軽くおしゃべりをする程度の仲の子は,居たんです。
でも,じゃあ その時は楽しかったのか? って言ったら,
それも違う。
もちろん, 友だちのことは大好きでした。
いつも自然体な感じで,一番話しやすかったあの子。
周りに気を遣うことができて,いかにも女子らしい女子,
といった感じのあの子。
はっきり物を言うけれど,素直で明るくて,
ある意味私と真逆,誰からでも好かれるあの子。
嫌いな人なんて,ひとりも居ませんでした。
だけど。
毎日,同じ場所で,いっしょにお弁当を食べていても,
お休みの日に遊んだことは,一度もなくて。
帰り道は私だけ逆方向で,校門を出た瞬間に反対の方向へ,
一人と三人に別れるのが,辛くって。
お昼ごはんの時も,
三人が楽しそうに話しているのを聞きつつも,うまく輪に入れなくて,
結局,ひとりで携帯の場面ばかり眺めていました。
なにか,違和感を感じました。
今ここで,私が塵みたいに消えて居なくなっても,誰も気づかず,
たとえ気づいたとしても, 何一つ変わらない風景が,そこにあるんじゃないか?
それどころか私なんて,本当は居ないほうがいいんじゃないかな…。
私と,みんなの周り, 透明の板で仕切られているみたい。
零ちゃんや,まおらちゃんと居る時は,こんなこと思わないのに。
…学校っていうのは,友だちに会いに行く場所じゃない。
その,学校 っていう公の空間ではいっしょに過ごしていても,
例えば週末,学校外の,私的な時間では遊ばない。
お互いの為に時間を作ったことがない。
作ろうとしたことが無い。
それって,胸をはって友だちっていえる?
友だちって,一体どこからが友だち?
考えれば考えるほど,
友だちって何なのか,分からなくなって,
私はそこから居なくなることにしました。
暗黙の了解みたいに集まっていた,食堂のテーブルに行くのをやめて,
陽の当たらない,図書館の前の廊下のベンチで,
ひとりで お弁当を食べることにしたの。
* * *
私は前回の記事で,
もし付き合うのなら,恋人とはずうっと一緒に居たいって書きました。
いつか別れることが前提の恋愛なら,最初から付き合わなくていい,って。
友だちに関しても,いっしょなんです。
ずうっと一緒に居たい。
その場凌ぎの,ただ暇な時間を過ごすだけ,
例えば “学校” っていう繋がりが無くなったら,
二度と会わなくなってしまうような,
そんな友だちは嫌なの。 要らないの。
考えすぎだよ,って。
その場だけでも楽しく過ごしたほうがいいじゃない,って。
私の”友だち”は,そう言ったけれど,
先の見えない,深いところまで立ち入れない関係が,
私には耐えられませんでした。
小学校や中学校で,
休み時間はいつだって一緒にいたのに,
いっしょに自由帳にお絵かき,したのに,シールの交換,したのに,
公園でかくれんぼ,したのに…。
今じゃ全くの他人になっている子, たくさん居ます。
それが私には,悲しくて悲しくてしょうがないんです。
ひたすら仲良くして,
それなのに学校が終わった瞬間にプツンと切れてしまったら,
それまでのことも嘘みたいに思えちゃう気がして。
ずっとずっと繋がっていたいの。
数は多くなくてもいい, 大切にしたいの。
一度愛した人が,自分から離れていっちゃうのが怖いんです。
だから, 最初から近づかないようにしてみたり。
あえて, 自分から離れてみたり。
そんなんじゃ友だちなんて, できるはずないって解ってるのに。
どうして皆みたいにできないのかなあ
お願い。 どこにも行かないで。
Comment
ねここちゃんのように思ってくれる友達が、もし自分にいたらしあわせだと思うよ^^
少しだけ気になるのは、学校を卒業したらぷっつり切れてしまった・・というのは、「自分から連絡したけど返事がない」なら分かるけれど「待ってたけど連絡がない」のなら、正しくないんじゃないかな?
自分は、友達と思ってる人と何年連絡がつかなくても一向に気にしないタイプだから、あんまり参考になること言えそうにないけど、ねここちゃんが困ったり悲しんでいる時には力になりたいと思うし、何か、何でもリクエストされることがあれば嬉しいな^^
友達の定義というのは、恋愛や家族の習慣がそうであるように、人それぞれ違うものだと思うんだ。友達の「大切に仕方」もいろいろあるよね。
ねここちゃんは、ねここちゃんが好ましく思える付き合い方を選べば良いと思うよ^^
ただ、本当にどこにも行って欲しくない人には、勇気を出して自分からアクセスしないといけない時もあると思うよ。(そんな時だって、きっと背中を押してくれる友達がいる筈だよ^^)