お休みの日が嫌い。

2010.12.08 Wednesday

心做しかいつもより広く感じる, 誰もいない部屋の真ん中で。
ひざを抱えてうずくまる。

日常の声に耳を澄ませる。


窓の外 ずっと向こうのほうで飛んでいる飛行機の音。
電化製品の立てる 虫の羽音みたいな気配。
1秒ごとの等間隔で聞こえる 時計の秒針の音。 …



どうしようもなく, ひとり。



外の世界は動いているのに,
私は止まったまま。

勝手に時間だけが過ぎて行く。



みんな, 学校に行っているのかなあ

お仕事かなあ

今ごろはお昼休みの時間かなあ

友だちと他愛もない話をしているのかなあ



あれこれと思いをめぐらせると,

自分だけがどこの集団にも所属できていないような
与えられた五体満足の体を どうしようもなく持て余しているような。

そんな虚ろな気分になる。



これからもずっと続く。



目標や やりたいことなんて何もなくて,
毎日をやり過ごしているだけ。

何者でもなく ただ生きているだけ。



こんな気分になるくらいなら

席についてボーッと授業をきいている時のほうが
ひたすら目の前の問題を解くことだけを考えているテストの時のほうが
言われたことをハイハイと聞いて働いている時のほうが

どんなにマシだろうって思う。



……



何か変わったこと, 起こらないかなあ…



…………。



腕の中に顔をうずめる。



こんな平日の昼下がりが あればあるほど,
私の生活は色を失っていく。





だからお休みの日は, 嫌いだよ。

Comment

  1. いしがき より:

    前にも休みの日は考えがぐるぐる〜って言ってたね。
    ぐるぐる〜じゃなくて、ごろんごろんの転がりっこのお誘いでも出来たら良いのだけどね。HAHAHA!!!
    ときどき、人生に無駄な事って一つもないのだなーて、つくづく思うことあってね。だから、ねここのそういう嫌な休みの日も、一見何にもなってないようでいて、もしかしたら何かのための準備期間かもね。もしもそうだったら良いね。

  2. より:

    同じコト考えとるのう…
    ま、僕の場合時と場所違わず常にやけど(笑)

    変わったことが起こらないなら
    起こしてしまえばいい。
    幸いにも若さと時間はある

    後は知恵とほんの少しの勇気、やない?
    自分次第で日常の光景は如何様にでも変わりえる
    …らしい(苦笑)

    まぁ
    何もせんとぼーっとする日があってもえーやね。
    無駄や遊びってのもまた生活に必要な余裕、かもやし

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