ちいさな女王さま

2011.10.03 Monday

あたしが女王さまならば

国中のお菓子屋呼びあつめ, お菓子の塔をつくらせて,
そのてっぺんに椅子据えて, 壁をむしって喰べながら,

いろんなお布令を書きましょう。



いちばん先に書くことは,

「私の国に棲むものは
子供ひとりにお留守居を させとくことはなりません。」

そしたら,今日の私のように
さびしい子供はいないでしょう。


それから,つぎに書くことは,

「私の国に棲むものは
私の毬より大きな毬を 誰も持つこと出来ません。」

そしたら私も大きな毬が
欲しくなくなることでしょう。

*    *    *

大好きな 金子みすゞさんの 詩のひとつ,
「女王さま」 からイメージして描きました。

(油彩)

Comment

  1. 爛火 より:

    すごーーい
    きれーー!
    めっちゃ素敵!!!

  2. より:

    きれー(。´ω`。)
    やっぱりみにゃは御伽の国の住人なんだと思う。うん。
    いつかは国へ帰っちゃうのかな?
    きっとそれはお空に浮かぶ紅い毬
    なんちて(*’ω’*)←

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