人間失格

2010.03.01 Monday

今日の古典で 期末テストが終わったので…

見てきました, 「人間失格」

おじいちゃんといっしょに見に行ってきたよ(*・ω・*)v

福岡に住んでる母方のほうのおじいちゃんで,
映画制作のお仕事の関係で 何日か横浜に来てるので….

あ, 映画製作って言っても
みんなが映画館で見るような映画じゃなくって
どっちかっていうと
道徳の時間に見るビデオアニメみたいな…?

おじいちゃんは穏やか~なコツコツ型なので
ねここは大好きだし 尊敬してます *>ω<*

元は国語の先生だったから,
毎月本をたくさん送ってくれるの♪
…ぜんぶは読み切れてないけどw


おじいちゃんは私に会うたびお小遣いをくれて
嬉しいけれど, なんだかちょっぴり罪悪感.


だって,
私はおじいちゃんに何にもしてあげてないんだもの.


だからこんな物もらう資格があるのかなぁって…

考えすぎ?(;`・ω・´)


とりあえず,
おじいちゃんの話は置いといて 続きは映画の感想~!



うーんと…
結論から言うと, びみょう*>Д<


ちょっと前にスカイプのつぶやきで
ひなこお姉ちゃんが人間失格見に行ったーって書いてたから
感想訊いてみたんだけど, 「イマイチ」 って言ってたから
あぁイマイチなんだろうなー… とは思いつつ.笑


それでも太宰厨のねこことしては見に行きたかったの!うん!
\^○^/


あれ,
映画化するのが難しい作品だろうな~ってつくづく思う.

映像はすごく綺麗で,
世界観はなんとなく出てたような気がするけれど,
主人公の心情みたいな説明が一切無いから,
どうして葉蔵が社会からドロップアウトしていったのか
よく分からないのと,
全体の繋がりが微妙で,シーンを1つ1つ抜き取ったような感じがする….

っていうのがねここの感想かなぁ(*´□`*)


ラストも 「あれっ?」 っていう感じ><


でも生田くんは案外良かったよ!

さいしょ主演見た時 「えージャニーズかよ…」
とか思ってごめんなさい><

ほとんど廃人みたいになっても
どこか品がある, 魅力がある感じが良かった!


趣味悪いって言われるけど,
ねここは太宰治みたいなタイプは結構好きです(*・.・)

「 この人は私がいなきゃだめなのね!!! 」 って
母性本能をくすぐるタイプなんだろうな~><
とか思ったり.笑


それから 原作にはない登場人物だけど,
中原中也の役も良かったです♪

あと, 堀木は原作以上に嫌なやつに見えた.笑


だけどやっぱり原作のほうがぜんぜん良い…かなぁ

はじめて読んだのは小学生の時で,
その時はとにかくびっくりしたんだけれど
中学生になってもう一度読んでみて, 今度は共感してしまった.


『文豪ナビ 太宰治』 での 重松清さんの言葉を借りると,


“「ぼくたち」の中に「きみ」がぼんやりと立っていると、
いきなり向こうからダザイくんに「おーい!」と声をかけられ、
振り向くと目が合って、こっちこっち、と手招きされる。

まわりに「ぼくたち」はたくさんいるんだけど、
どうもダザイくんは、「きみ」だけを見ているようだ。
「きみ」を指名して、「早く来いよ!」と手招いているようなのだ。

オレのこと・・・?

オレなのかな、マジ、オレでいいのかな、
と最初は不安に駆られていても、
やはりダザイくんの視線はまっすぐにこっちを向いているし、
確かにそう言われてみれば、オレだよな、やっぱここはオレだよな・・・
という気もしてきて、ダザイくんに向かってふらふらと歩きだしてみると、
なんのことはない、「ぼくたち」の他の連中もみんな、
自分と同じようにふらふらと、引き寄せられるようにして、
ダザイくんに向かって歩いているのである。”



うん.
本当にこんな感じ. 太宰の作品って.


何年も何年も経っていても,
未だに若者に支持されてるのは,
何人もの人が太宰の作品の中に 「自分」 を見るからだよね, きっと.

ねここもそんな中の一人です*


うう… 何が言いたいのかよく分かんなくなってきたw


ねここの言葉ではなかなか言い表せないです><

まとまらなくなりそうなので,
今日の日記はこのへんでおしまい*◡‿◡*

Comment

  1. 遠山きのこ より:

    おじいちゃんすごいね(・∀・)
    身内にそんな方がいるとそりゃ尊敬しちゃうよね。

    本、送ってくれるっていいね~
    自分も本好きだから羨ましい*

    お金のことすごいわかる・・・何もしてないのにって・・・
    もらうとき「いいよ、いいよ」って言うんだけど
    結局もらっちゃうんだよね・・・(´・ω・`)

    人間失格は読んだことないから何とも言えません・・・
    ごめんね(´・ω・`)

  2. より:

    太宰、いいねぇ。オイラも大好きです。
    妻には、「そっくりだ!」って言われたさ。
    嫌味の言い方とか、変に理屈っぽいのとか、
    そういうところがそっくりなんだって(笑)

    最近、文学作品を映画にしたり漫画にしたり、
    アニメにしたりってのが多いけれど、
    正直、全部微妙だよね。
    完成された世界に、余計な手を加えることを、
    「蛇足」ということを、知らないのかって思う。

    オイラとしては有島武郎も好きです。
    「カインの末裔」とか「小さき者へ」
    「生まれ出ずる苦しみ」「一房の葡萄」などなど、
    まぁ、やっぱり暗いですが。

  3. るんまま より:

    私は太宰に呼び止められなかったみたいだ( ´艸`)
    でも、名作は歳を重ねて読み返すと、また違った発見があったりするよね♪
    読むたびにブックオフっちゃってるけど、また「人間失格」買ってみよう(斗真くんの表紙のヤツ♪)

    当たり前だけど、お小遣は何かの見返りではなく、愛情表現の一つよ。
    有難く、無駄にすることなく使うべし。

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